# 2024/08/26
前回のつづき、お悩みや質問に答えます。
お悩み【矛盾を抱えて生きること/何故繰り返されてしまうことを止められないのかが薬を飲んでも病院に行っても人と話しても自分で考えても、一生付き合っていかなければいけないと思うとどうしても辛いです。むぎどうしてる?(そういう周期?時期?的なものもあるとは理解している)】
「矛盾を抱えて生きること/何故繰り返されてしまうこと止められないのか」というのはとても抽象的で、異なった二つのことだと感じました。また「何故繰り返されてしまうこと」と「何故か繰り返してしまうこと」もまた異なっていて、前者の方が解決は難しいような気がします。「繰り返されてしまうこと」は比較的受動的な状態であるので、自分の意思だけではどうしようもできない場合がある、という認識です。
まず、「矛盾を抱えて生きる」ということについて、それがどんな矛盾であるのかがここでは明かされていないので推測の域を出ませんが、矛盾の大きさや対象によってそれは人生に関わる問題にもなってきます。人は矛盾を抱えて生きるという複雑な行為ができる生きものですが、それでも晴れやかに安穏に生活できるのは、根本の部分で自分自身が矛盾していないからかもしれません。自分自身の根本が矛盾していると感じること、矛盾させないとうまく生きていけないこと、小さな矛盾が積み重なって収集がつかなくなっていること…あれこれ状況は想像でき、特定はできませんが…。ともかく、これらのような自分に深く関わる矛盾との付き合いについては、自分でもよりよい答えが浮かんでいません。
私も矛盾をひとつ抱えていますが、その矛盾を矛盾として認識できて、矛盾している事実を許せたのはつい最近のことです。「自分がどういう考えをしているのかわからない」という状態、それに対しての自己嫌悪は10年近くあったように思います。また、これらを許しはしたものの、依然解決はできていません。それについては、「本能」なのかもしれないと思って受け入れています。どういうことかというと、自分が矛盾しているのは「理性・理想を描く部分」と「本能」の二つ部分のだと考えています。そして、先程「受け入れる」と書いたけれど、気持ち的には「居候させている」の方が近いかもしれないです。いつかは出ていってもらうぞ、矛盾を解消するぞという気持ちです。これは決して、自分から本能を追い出して完璧な理性人間になろうという決意ではなく、本能を受け入れられる理性と理想に自己を変容させるぞ、という願いです。私はこういう形で自分の矛盾を抱えて生きていきます。即時的に解決することはできない、と感じています。
次に「何故繰り返されてしまうことを止められないのか」については、
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